腰から上には満開の山桜、腰下には水に戯れる鴛鴦、上下の文様をつなぐかのように桜花をくわえた飛鳥を配している。和歌をふまえた歌絵文様である。
肩と裾、褄は舶載の更紗を切継とし、胴の部分は薄く光沢のある繻子織の絖地に杜若を描絵と刺繍で表している。更紗と日本的な文様を取り合わせた斬新な意匠である。
麻地を用いた夏の着物で、水辺の風景に鶴と東屋が配されている。地色の浅葱と白との取り合わせが涼やかである。
絽地を用いた夏の着物。薄、桔梗、萩などの秋草が、ぼかし染を多用した友禅染に刺繍を加え、繊細に表現されている。秋の情趣が見事に表現されている。
十二単は公家女子の正装で、近代・現代では天皇の即位式や皇族の結婚の際に着用される。小袖、長袴、単、五衣、打衣、表着、唐衣、裳などによって構成されている。
束帯は公家男子の正装で、近代・現代では天皇の即位式や皇族の結婚の際に着用される。小袖、大口、単、表袴、下襲、袍などによって構成されている。
唐織は主に女役の表着(装束の一番上に着用し、役柄を象徴する)として用い、紅色が入ったものは若年の役用とされる。紅白の段にそれぞれ菊水、椿と立涌が配されている。
陣羽織は戦国時代に戦衣として登場し、舶載された羅紗や金襴、鳥の羽など珍しい素材を用い、斬新なデザインのものが多く見られる。
大礼服は、明治時代から昭和戦前期の宮廷服で新年拝賀などの際に着用された。襟あきが大きく、袖なしか短い袖のドレスにトレーン(引き裾)を付けることが特色である。
万祝は、関東から東北地方の漁師が大漁を祝う際に着用するもので、船主が船子たちに配った。木綿地を用い、背には船主の紋をつけ、腰から下に文様を色鮮やかに表す。
鼻紙袋、懐紙入、煙草入、煙管筒を一組とする。それぞれに桜、鶏が刺繍され、地の部分は金糸で埋め尽くされている。留め具には和宮の紋が表されている。
葡萄唐草で囲まれた連珠円文の中に騎馬狩猟文を表す。ササン朝ペルシャ風の文様であるが、地色を変えたり文様がくずれた類裂が多くあり、繰り返し織られた錦である。
▲主な所蔵品ページのトップへ
▲このページのトップへ